小さな介護事業所のリーダーのルール

小さな事業所には、小さな事業所のリーダーのルールがある。

リーダーの仕事、リーダー10年目の私に伝えたいベテランリーダー6つの心得

リーダー歴も10年ほど経過すると、リーダーとしてもベテランになってきます。そんなベテランリーダーの人は、「心得」なんて必要無いのかもしれませんが、ベテランだからこそ「初心忘れるべからず」なのかもしれません。

今回は、ベテランだからこそ忘れてはいけない6つの心得をお伝えします。

 

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ベテランリーダーの6つの心得

  1. スタッフの長所を把握し伸ばす。
  2. コンプライアンスは最初から守る。
  3. 業務命令はスタッフの有益なことに使う。
  4. 仕事を依頼するときは必ず「根拠」を説明する。
  5. スタッフが行っている仕事の「根拠」を確認する。
  6. 報連相+「確認」を行う。

それでは、の6つの心得ベテラン編を解説して行きます。

 

1、スタッフの長所を把握し伸ばす。

  • 長所は伸ばしやすい。
  • 短所は克服しにくい。
  • 長所を伸ばすとモチベーションも勝手に上がる。

自己肯定感が高い人は、自分の長所に目が行き、自己肯定感が低い人は、自分の短所に目が行くと言われています。

この自己肯定感とは、「自らの在り方を積極的に評価できる感情。」「自らの価値や存在意義を肯定できる感情。」などを意味する言葉です。

実は、スタッフの長所を見つけ、その長所を伸ばすように働きかけることで、自己肯定感が高くなり、「自分は価値のある人間だ」と自分自身で評価できるため、仕事に対するモチベーションは上がり、やる気が出るのです。

つまり、戦略的に自己肯定感を高めるため、スタッフの長所を積極的に伸ばす働きかけが大切になるのです。

 

2、コンプライアンスは最初から守る。

  • 途中からの修正は難しい。
  • 違反を摘発されてからではすべてが遅い。
  • スタッフの手本になる。(中級編より)

一度不正を行い、楽や美味しい思いをすると人間は後戻りできない。

人間の脳は楽して得することを覚えると繰り返し行う習性があります。ですから、最初からコンプライアンスは最初から守ることが大切なのです。

もちろん、摘発されてからでは遅いです。管理職であるあなたが指導の対象になることもありますし、会社が「不正を行ったのは管理職だ!」とトカゲの尻尾切りをしないとも限りません。

そこを考えても、コンプライアンスだけではなく、規範や倫理観も初めから守った方が良いと思います。

管理職のそんな姿をみて、スタッフもついてくるのです。

 

3、業務命令はスタッフの有益なことに使う。

  • 「業務命令」って言葉に良いイメージがない。
  • 良いイメージが無いからこそ、良いことに使う。
  • そもそも「業務命令」を使わない環境を作る。

本当に「業務命令」って言葉に良いイメージって無いでしよね!

テレビの影響もあると思いますが、スタッフが自分の意志とは違うことを無理やらせようとする上司が使っているイメージです(笑)

刑事ドラマだと、主人公は真犯人がいると主張しているので、状況証拠だけで別の人間を捕まえて来いと上司に言われているイメージです。

まぁ私の偏見です(笑)

私の価値観で話をすると、「業務命令」自体使いたく無いのですが、使うならスタッフにとって有効なことに使いたいと思っています。

例えば、私の元部下で一つの事業所の管理職になって人が、仕事が気になりすぎて、休みでもボランティア出勤をしている部下がいました。

他のスタッフからの報告でわかったことなのですが、公休でも仕事に来ることが多かったようです。

これを繰り返すと、「休みで出てくれば良い」という感覚になり、勤務時間内に工夫して仕事を行う努力をしなくなります。

本人も体を壊す原因になりますし、中級編でもお伝えしたように、他のスタッフも休みにくくなります。

ですから、私はこの元部下に「公休日は施設敷地内に立ち入りを禁止する」という業務命令を出しました。

その後、元部下は抱え込んでいた仕事で、他のスタッフでもできることは、割り振りができるようになり、ちゃんと公休や有給を取ることができるようになりました。

このように「業務命令」は、スタッフのことを考えて使うことが大切だと思います。

 

4、仕事を依頼するときは必ず「根拠」を説明する。

  • 根拠を説明しなければ、納得して仕事は出来ない。
  • 根拠を説明しなければ、必要性を理解できない。
  • 根拠があるから、自身を持って取り組める。

皆さんは、スタッフに仕事を依頼(お願い)するときに、どのように依頼していますか?

「これやっといて!」だけで済ませていませんよね?

これでは、スタッフはこの仕事の必要性も理解せずに納得しないまま、なんとなく言われたから仕事をしただけになってしまいます。

人が動くには「動機」が必要です。

その動機は、「必要性と納得」から生まれます。

ですから、必ず「根拠」を説明して、「必要性の理解」と「納得」を促してから依頼することが大切なのです。

 

5、スタッフが行っている仕事の「根拠」を確認する。

  • 根拠を理解せずに仕事を行っているときがある。
  • 必要性を理解していない仕事はミスを起こしやすい。

根拠を理解せずに、なんとなくや、見よう見まねで仕事を行っていると、必要性を感じず仕事への集中力は低下していきます。

集中力が低下するとミスにつながら、そのミスが損失を招くことがあります。

また、顧客からの問い合わせなどがあった場合に、仕事の内容や必要性を説明出来ず、クレームになることも考えられます。

このような自体をまねく前に、スタッフに必ず「根拠」の確認を行う必要があります。

仕事は、「意図的」に行う必要があるのです。

 

6、報連相+「確認」を行う。

  • 報告、連絡、相談は受け身。
  • 「確認」積極的。
  • リーダーから働きかけることが大切。

報告、連絡、相談は行動としては、どちらかと言えば「受け身」になります。

部下から、上司に働きかける感じですね!

しかし、部下は上司に対して気を使ってしまいます。

上司の忙しさや機嫌などを考えてしまい、タイミングを失ってしまうこともあります。

普段から、報連相が上手いスタッフであれば、意図的に「待つ」ことを行ってもよいと思いますが、報連相が苦手なスタッフに対しては、管理職側から「確認」をすることで、スタッフは報連相がしやすくなります。

確認する際に大切なことは、相手が気持ちよく話ができる雰囲気をつくることです。

管理職が思っている以上に、スタッフは管理職とのやり取りに気を使っています。

 

まとめ

今日は、ベテランリーダーの心得をお伝えしました。

  1. スタッフの長所を把握し伸ばす。
  2. コンプライアンスは最初から守る。
  3. 業務命令はスタッフの有益なことに使う。
  4. 仕事を依頼するときは必ず「根拠」を説明する。
  5. スタッフが行っている仕事の「根拠」を確認する。
  6. 報連相+「確認」を行う。

ベテランリーダーの皆さんいかがだったでしょうか?

大切なことを忘れて、ついつい傲慢なっていたりしませんか?

リーダーの一番の仕事は、スタッフの働きやすい環境を作ることです。

そのためには、自分がスタッフだった頃を思い出すことが大切です。

まさに、初心忘れべからずですね!

 

では、今日はこの辺で!

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