小さな介護事業所のリーダーのルール

小さな事業所には、小さな事業所のリーダーのルールがある。

スタッフ一人ひとりの本気を引き出すリーダーの視点とは?

以前、三女から

「本気をだせってコーチに言われるんだけど、

今も自分なりに本気で取り組んでるんだよね!

どうしたら、本気ってわかってもらえるのかな?」

って質問されたことがあります。

 

私もリーダーをしていた時に、スタッフの本気を引き出すことができたら・・・

などと考えたことがあります。

 

今回の記事では、私なりに「本気」について、考察してみました。

 

 

「本気」とは…

まじめな気持ち。真剣な気持ち。また、そのさま。「本気を出す」「本気で取り組む」

デジタル大辞泉

と解説されています。

 

つまり、真面目に真剣に取り組む事が本気を出すという事になります。

 

しかし、真面目に、真剣にやっているにもかかわらず

「本気をだせ!」

と言われる事があるのも事実です。

 

では、何故、真面目に真剣にやっているのに「本気をだせ!」

と言われるのでしょうか?

 

価値観の問題

ここで問題になってくるのが、「価値観」です。

 

例えば、A君にとっての「真面目」は色々な場面を想定して、

臨機応変に対応できるようになる為の練習が「真面目な練習」です。

 

しかし、B君にとっては、「基礎を徹底的に身に付ける」事が

真面目な練習です。

 

ここで、価値観の違いが生まれます。

 

B君から見ると、A君の練習は本気で取り組んでいるように見えないのです。

 

この価値観の違いが、

「本気でやっている。」「本気でやっていない。」

の違いに繋がってきます。

 

娘の場合

娘はチームのムードメーカー的な役割を持っています。

 

ですから、みんなを盛り上げながら下級生を引っ張る為に、

笑いを織り交ぜながら練習をすることがあります。

 

もちろん、娘のとってそれはとても真面目に真剣に練習をしているわけです。

 

下級生に気を使いながらです。

 

しかし、下級生を盛り上げている姿を

「不真面目」と捉えられることがあります。

 

そして、「本気で練習をしろ!」や「本気を出せ!」

と言われることがあるのです。

 

ここで、娘は「真面目に練習しているのになぜ?」

という疑問が浮かんできて、冒頭のように

「本気ってどうやってだすの?」という聞いてきたのです。

 

「本気」と書いて「マジ」

という漫画がありました。

 

実は読んだことがありませんが、面白いらしいです(笑)

 

今回、

本気=真面目(真剣)

ということを学びました。

 

本気と書いて「マジ」と読む漫画にも、

「マジ」と真面目が掛けてあるのだと思います。

 

まとめ

娘の何気ない一言と、私の「本気を出す!ってどうやるんだろう?」

というSNSでの発言から、沢山の友人が意見をくれました。

 

「今ある仕事をしっかりとやること!」

「本気より元気」

「本気=頑張る」

など

 

今はもう亡くなられましたが、ずっと尊敬している上司がいます。

 

いつのまにかその上司が亡くなった年齢と同じになってしまいましたが、

その上司がいつも言っていた言葉があります。

 

「仕事も遊びも命がけ」

 

いまでは、この言葉の裏に「仕事も遊びも真剣にやれ!」という意味が込められているのだと思います。

 

「本気を出す!」とは、

「真面目に真剣に取り組む」

 

これで私も娘もスッキリしました!

 

リーダーとして、スタッフと向き合うときには、

スタッフの価値観やスキルを見極めて、

そのスタッフが「本気(真面目に真剣に取り組む)」で

仕事をしているか観察する必要があります。

 

仕事ではリーダーとして、プライベートでは3人の娘を育ててきました。

 

人それぞれ価値観も経験値も違います。

3人の娘達もそれぞれ違います。

だから、「本気」の出し方も違ってきます。

 

リーダーがその個性を見抜き、その個性を褒め、伸ばすことができれば、

スタッフの承認欲求は満たされるのではないでしょうか?

 

追記

私の大好きな言葉に「真面目に不真面目」という言葉があります。

 

その言葉を知ってか知らずか、娘は実践しているようです。

 

それでは、今日はこの辺で!

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