スタッフのモチベーションが上がる朝礼「小さな幸せ朝礼」とは?
この記事では、毎日嫌な思いで参加している朝礼をスタッフのモチベーションがあがる朝礼に変える方法をお伝えします。
私の体験では、この朝礼を取り入れてから、スタッフのネガティブな発言が減り、笑顔で仕事をスタートされることができるようになりました。
小さな幸せ報告朝礼って?
読んでそのままです。(笑)
自分の中の小さな幸せをみんなに伝えるだけです。
幸せというと難しく考えるかもしれませんが、嬉しかった事や楽しかった事です。
例えば、
とかです。
実際にうちのスタッフが報告した「小さな幸せ」は下に書いている通りです。
- お菓子を親戚から大量に貰った。
- 作った焼きそばが家族にヒットして余らなかった。
- テレビの○○に感動した。
- 夫がテーブルに置いたライターを小さな娘が「危ない」と注意していた。
こんな感じです(#^.^#)
これを、今日の確認事項の後にやります。ただそれだけです。
小さな幸せを報告する意味
実はこの取り組みにはちゃんとした意味があります。
介護の業界に25年いて思った事は、人は他人の悪い部分を見つけるの上手いと言う事です。
そして、一度悪い部分が見えてくると、他にも悪いところが見えてきます。
下手すれば、問題にもならないようなことでも大問題のようにとらえてしまいます。
こういった、マイナスの部分は介護の仕事を行っていく職員間での必要ないと思います。
チームケアを行う必要があるのに、いがみ合い、つぶし合う・・・
尊厳や尊重を守る仕事をしているのに、スタッフ通しでは尊重し合うことが出来ない。とても残念です。
そういった職場では、笑顔で仕事をすることは難しくなってきます。
そんな職場で働いていて楽しいのでしょうか?
私ははっきり言って楽しくないです。
だから、他人の小さな幸せ報告を聞いて、少しでもその人の良い部分を理解出来ればと思い、始める事にしました。
小さな幸せ報告の実践
始めはみんな緊張していました。
何を報告して良いのか?
こんな事言ったら笑われるのではないか?
と考えたのでしょう。
みんなが共感できる事を報告しなくては・・・というプレッシャーが、なかなか報告が出来なかった理由でもあるでしょう。
そこで私は、「1円拾ってラッキーって思いました!」って感じの報告が聴きたい!と話しました。
するとどうでしょう!
今まで何を話したらよいのか分からずにいたスタッフが話を始めたのです。
本当に小さなことです。
「久しぶりに美味しいたい焼きを食べた」とかです。(#^.^#)
その報告に何故か他のスタッフが「〇〇のたい焼きは美味しいよね!〇〇味が意外と美味しいんだよ!」とか「どこどこのたい焼きも一回食べてみて!」など乗っかってきます。
とても大したことのない話で、みんなが笑顔になるのです。
一日の仕事のスタートは笑顔が一番ですよね!
捉え方を大切にする
介護の業界は、「マイナスな捉え方」が多く使われています。
例えば、「○○が出来ない」とは「○○を認識出来ない」などです。
つまりは、その方が出来なくなった事のサポートに注目してしまうという事です。
しかし、本来はその方の出来る事にももっと注目しなければなりません。
そうです。
その方のプラスな面に注目する必要があるのです。
「水がコップに半分しか残っていない」と捉えるのか、「水がコップに半分も残っている」と捉えるかの違いです。
その捉え方のトレーニングに「リフレーミング」という方法があります。
その方法をする前に段階と、メンタルヘルスケアの一環として、「小さな幸せ」を拾うことのできる人材を育成す目的もあります(#^.^#)
まとめ
「小さな幸せ報告朝礼」を続けてきて、一番変わったことは、スタッフ自体の内面です。
今までは、楽しさを感じていたけど、自分の中だけで処理していたことを、あえて言葉にすることで、再度幸せや喜びを確認できます。
さらに、スタッフ同士がお互いの価値観を知ることが出来ます。
しかも、マイナスポイントの価値観ではなく、プラスポイントの価値観です。
この人は、こんなことで幸せを感じる事ができると知ることで、その人を知ることが出来るのです。
その人を知ることが、チームケアにも繋がることになります。
「小さな幸せ報告」朝礼だけではなく、就寝前に布団の中で「今日はこんなうれしいことがあった」と自分に報告すると、嬉しい気持ちで眠ることも出来ますよ!
では、今日はこの辺で!
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