小さな介護事業所のリーダーのルール

小さな事業所には、小さな事業所のリーダーのルールがある。

リーダーの仕事のスキル、スタッフに納得される5つの叱る技術

この記事では、スタッフを上手に叱ることのできない

30代リーダーに、スタッフを叱っても納得してもらう

叱り方の技術をお伝えします。

 

現代は、間違った叱り方をすると直ぐに

パワハラ」や「モラハラ」と言われる

世の中です。

 

何故なら、今の若い世代は叱られてきていない

世代だからです。

 

そんな「叱られていない世代」でも

ここで説明する5つの方法を実践すると

叱っても納得してくれるのです。

 

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怒ると叱るの違いを理解する。

「怒る」と「叱る」は似ているようで

実は全く異なります。

 

「怒る」は感情的に不満をぶつけること

で、自分基準の価値観で行う行為です。

 

「叱る」は感情的にならず、相手の非を指摘し、

改善を求め、相手基準の価値観で行う行為です。

 

感情的にならず自分基準の不満をぶつけることは

しませんので、「優しく叱る」との表現することが

可能です。

 

この「怒る」と「叱る」の違いをちゃんと

理解しておくことで、スタッフがミスを

しても「叱る」ことができます。

 

また、スタッフがミスをするものと考え、

そのミスを起こした原因はリーダーの

指導力にあると考えることが大切です。

 

リーダーは、責任者です。

責任者とは、責任を取る役職ですから、

スタッフのミスはリーダーのフォロー

しなければなりません。

 

この認識がないリーダーはスタッフのミスに

感情的に不満をぶつける「怒る」という

行動を取るのです。

 

怒った時点で、スタッフはリーダーの

人間性に疑いを持ちます。

 

腹が立つのもわかりますが、リーダーとして

信頼を得るためには、怒らずに「叱る」ように

することが大切です。

 

 

まずはスタッフの話を聴く。

スタッフが、ミスを起こした時にはいきなり

説教をするのではなく、スタッフの話をきく

ことも大切です。

 

スタッフにはスタッフの言い分があります。

その言い分を聴き、受け止めてから状況分析を

行ってからリーダーが口を開いても遅い事は

全くありません。

 

スタッフはミスしたことを十分に反省しています。

(多分・・・中にはしてない人もいます。)

スタッフの話を熱心に聴く姿を見せることで、

スタッフも「話を聴いてくれる」と安心するのです。

 

まずはスタッフの言い分をしっかりと傾聴しましょう!

 

行動の根拠を確認する。

「スタッフの話を聴く」とも重なる部分では

ありますが、「行動の根拠」を確認する必要が

あります。

 

行動の根拠を確認することで、スタッフが

何を考えて行動したのかを理解することが

できます。

 

根拠の無い行動だった場合は、ミスや事故は

起こるべくして起こったことになります。

 

何も考えてない行動ほど怖いものはありません。

惰性で行動しているのです。

 

根拠がない惰性の行動は、リスクを考えることも

できませんから、リスクマネジメントもできません。

 

スタッフが根拠を説明できない場合は、

リーダーから「非を指摘する」ようにする

必要があります。

 

相手の非を指摘する。

ここで指摘する「非」の部分は、

ミスの原因や根拠の無い行動の部分です。

 

決して、スタッフの人格を否定するような

指摘をしてはいけません。

 

人格を否定した時点で、リーダーの人間性自体を

疑われます。

 

指摘するのは、あくまでもミスや行動の

部分になります。

 

スタッフは「叱られる」時点ですでに反省をしています。

ですから、非の部分を指摘するだけで十分です。

 

詳しく説明し注意する。

  1. なぜそのようなミスにつながったのか?
  2. ミスになった原因がどこにあるのか?
  3. ミスを起こした後の行動はどうするべきだったのか?
  4. どのタイミングで報告が必要だったのか?

を詳しく説明することが大切です。

ミスを起こしたことはわかっていても、

その原因がわからなかったり、なぜミスに

なったかがわからないスタッフのいます。

 

「根拠」が説明できないスタッフの殆どが、

根拠を考えて行動していません。

ですから当然根拠を説明できないのですが・・・

 

常に行動の根拠を考える癖をつける為に、

リーダーが「非の指摘」をおこない、

「詳しく説明して注意をする」必要があります。

 

まとめ

今回は「叱る」ことを中心に話をしてきました。

  1. 怒ると叱るの違いを理解する。
  2. 話を聴く。
  3. 根拠を確認する。
  4. 非を指摘する。
  5. 詳しく説明し注意する。

この5つのことを行うことで、

ちゃんと話を聴いてくれて、

ダメだった部分をわかりやすく

説明してくれるリーダーだと

スタッフは認識してくれます。

 

怒ると、スタッフはリーダーは

感情的な人だと判断して、ミスを

隠すようにもなります。

 

実際私も、怒らずに「叱る」を

実践するようになってから、

スタッフからのミス等の報告が

ちゃんと入るようになりました。

 

ミスの報告がちゃんと入るようになってからは、

ミスに対するフォローを迅速に行えるように

なったため、ミスがクレームになることが

少なくなりました。

 

何度も言いますが、リーダーは「責任者」です。

スタッフの育成とスタッフのミスの責任をとる

のが仕事です。

 

ですから、リーダーが「スタッフが報告しやすい環境」を

作るための努力をしなければなりません。

 

スタッフを変える前に、リーダーが変わることが大切です。

人を変えるより、自分が変わる方が簡単です!

 

では今日はこの辺で!

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《参考資料》

 

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