小さな介護事業所のリーダーのルール

小さな事業所には、小さな事業所のリーダーのルールがある。

リーダーの仕事に必要なスキル、人間力を疑われる5つの行動はしない。

この記事では、これからリーダーとして仕事を行っていく人や、現在リーダーとして自分自身の立ち位置に悩んでいる人へ、リーダーとしてやってはならないことを解説しています。これらを止めるだけで、人間力が高まり支持されるリーダーになれます。

 

私は一時期、リーダーと平社員を同時進行で行っていたことがあります。

リーダーとして経営を上手く出来ずに、自分の役員報酬を取ることができず他の事業所で働きながら、経営をしていました。

今思えば、それが会社を閉めることを加速させたのだと思いますが、私自身にリーダーとしての「あるべき姿」を確信させた時期でもあります。

実は、この「平社員」の時のリーダーにパワハラモラハラを受け、心療内科に通うことになってしまったのです。

「経営者」の肩書を持ちながら、平社員として働いていることが気に食わなかったのか、4人しかいない部署で何故か私をはぶいて3人で談笑したり、ちょっとしたミスで烈火の如く怒られたりと、明らかに他の二人とは扱いが違ったのです。

経営が上手く行かないストレス(ここは私自身が原因)と、理不尽なハラスメントで心身共にボロボロでした。

このリーダーは、外部からの評判も悪く関係事業所からも「大丈夫?」と声をかけられるほどでした。

この経験から、私が認知症介護指導者として学び実践し鍛えてきた「リーダー論」が間違っていないことを確信しました。

前置きが長くなりましたが、リーダーとしてやってはいけないことを解説していきます。

ちなみに、私に極度のストレスを与えたリーダーは今から話すことの8割は実践していました。

 

PR:尊敬できるリーダーと仕事をしたい。

 

 

人間力とは?

内閣府による定義では、

「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」

とされています。

さらに、この人間力を高める3つの要素として

① 「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」、「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」などの知的能力的要素
② 「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」などの社会・対人関係力的要素
③ これらの要素を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」などの自己制御的要素


 などがあげられ、これらを総合的にバランス良く高めることが、人間力を高めること

と説明されています。

 

人間力が疑われる5つの行動

・権力に溺れる。

・悪口をいう。

・自慢話が多い。

・すぐにキレる。

・人によって態度を変える。

それでは1つひとつ解説したいと思います。

 

権力に溺れる。

リーダーになるとその会社の中ではある程度の「権力」を手に入れることになります。

その権力を振りかざして、スタッフに対してやりたい放題になる人がいます。

会社の中だけならまだ良いですが、勤務時間外でも権力を振りかざす人がいます。

特に、勤務時間外の飲み会などでグチグチ説教をするとか、スタッフに接待のようなことをさせるとかは最悪だと思います。

仕事のことを時間外で説教するなら「残業手当」を出してくれと言いたいです。

会社の経費で、スタッフに接待のようなことをさせるなら、経費で食事やお酒は飲まなくていいので、勤務終了後さっさと帰路につかせてほしいです。

ちなみに、私に極度のストレスを与えたリーダーは私と関わりたくなかったのでしょう、権力を振りかざすことはありませんでしたが、リーダーとしての役割を放棄していました(笑)

 

悪口をいう。

他社や他部署、その場にいないスタッフなどの悪口など、三度の飯より悪口が好きという人がいます。

その場ではみんなその人に合わせていますが、みんな気がついています。

「私がその場からいなくなると、私の悪口を言い出す」ことを!

人の悪口を言って、自分を有利に見せたいのでしょうか?

それとも、悪口を言う相手を馬鹿にしているのでしょうか?

本当に考えが幼稚だと思います。

皆さんは「言霊」という言葉をご存知でしょうか?

言葉には魂が宿るという意味の言葉です。

この言葉が表すように、吐いた言葉には魂が宿っています。

それは、いつか自分に返ってきます。

自分に返って来るなら、人の良いところを褒めた言葉を吐きたいですね!

まぁ言葉が返ってくる前に、周りからは「悪口しか言わない人」という視点でしか見られないのです。

ちなみに、私に極度のストレスを与えたリーダーは、常に何処かの誰かの悪口を言っていました。自分の言われていることに気が付かずに・・・

 

自慢話が多い。

成功の秘訣や、失敗談は多くの人が「聞きたい話」だと思います。

成功の秘訣からは、考え方のヒントが見つかりますし、失敗談からは「失敗する方法」を学ぶことが出来ます。

しかし、ただの自慢話からはどうでしょうか?なにか得るものがあるでしょうか?

その人の「自己顕示欲(承認欲求)」を満たすだけで、聞かされる方はストレスしかたまりません。

承認欲求は自らの行動や成果を出し、他者に心から認められて満たすものです。

自分から自慢話をして満たすのは、自○行為と同じです。

 

すぐにキレる。

これは本当にみっともないです。

さらにみっともないのは「キレることを自慢する人」です。

それってなんの自慢?冷静に話が出来ない人って周りは見てますよ!って話です。

自己中で、自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こす、感情コントロールの出来ない人なんだとみられています。

そんないつキレるかわからない、パンパンの風船みたいな人には誰も寄ってきません。

特に、お酒を飲んでキレる人とは二度と一緒にお酒を飲もうとは思いません!

「お酒はその人の本性を暴く」と言われます。

その姿がその人の本来の姿なのですから、素面で会ってもその時の印象がくっきり脳に焼き付いているので、できるだけ距離を取りたいです。

こんな人がリーダーだと、その尻拭いをするのはスタッフです。

さらに、スタッフに対してもキレる人なので、できるだけ早くに離れることをオススメします。

ちなみに、私に極度のストレスを与えたリーダーはミスをしたら事務所で喚き散らしていました。私に対してだけですが・・・

 

人によって態度を変える。

外部や上司には媚びるが、スタッフに上から目線の態度をとる。

こんな人の特徴は、「自分は上司に媚びているのだから、スタッフは私に媚びなさい」という考え方が多いです。

こんな人が権力を持つと、スタッフは地獄です。

リーダーの役割の1つに「スタッフの働きやすい環境つくり」がありますが、こんな人がリーダーになると「自分の働きやすい環境」を優先的に作って、スタッフには働きにくい環境になります。

ちなみに、私に極度のストレスを与えたリーダーは外部には声色をワントーン上げて話をしたり、ニコニコして仕事の依頼を受けていました。

影では・・・

 

まとめ

人間力が疑われる5つの行動はいかがだったでしょうか?

・権力に溺れる。

・悪口をいう。

・自慢話が多い。

・すぐにキレる。

・人によって態度を変える。

リーダーの行動は常にスタッフに見られています。

それは、リーダー自身が思っている以上にみられています。

リーダーとして仕事をし、信頼されるようになるためにはこの5つの行動は絶対にしてはいけません。

他にも色々としてはいけない行動はあると思いますが、まずはこの5つをしないことを意識し、人間力を高める努力をしてください!

 

今日はこの辺で!

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