小さな介護事業所のリーダーのルール

小さな事業所には、小さな事業所のリーダーのルールがある。

コーチングで介護リーダーの現場仕事が楽になるスタッフの自主性の引き出し方

この記事では、スタッフが自主的に行動できるようになるための、

指導方法であるコーチングの行い方を知ることができます。

 

昔の部活ってめっちゃ「根性論」でしたよね!

真夏いなのに水分補給は1時間に1回とか普通でした(´;ω;`)ウゥゥ

気合と根性で乗り切れ!って、普通に考えたら無理なこともあります。

 

私の同世代の方なら、この「根性論」のど真ん中で

学校生活や部活をしてきたと思います。

 

そして、その私と同世代の方が今や社会ではリーダーです。

そう!いまだに根性論で人材育成をして、

職員を潰して「根性なし」のレッテルを貼っている人がいます。

 

私から言わせると、根性論を振りかざして

「根性なし」のレッテルを貼る前に、

お前の「学習能力の無さ」を少しは反省しろ!と言いたいです。(笑)

 

とちょっと熱くなったところで、

今日は人材育成の「コーチング」

について語りたいと思います。

 

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コーチングとは

簡単に言えば、「問いかけ」を行い、相手の「気づき」を導く指導方法です。

このコーチングで必要なことは、

「考える」

時間を作ることです。

 

自らの経験を基に、対象の事柄をどのように

解決にもっていくかを考えるきっかけを作ります。

一方で、コーチングと対照的なのが「ティーチング」です。

 

ティーチングとは

先ほども簡単に説明をしましたが、

ティーチングとは「教える」指導方法です。

 

教える側が持っている、技術や知識、

経験則を伝えるのがこの方法です。

 

受け取る側は自分の能力とは関係なしに、

教える側から一方的に技術や知識、

経験則を教え込まれます。

 

つまり、経験のないことを覚えていくためには、

この「ティーチング」が有効になります。

 

コーチングが必要な段階(エビデンス

人材を育成する為に必要なことは、

段階を追って育てていく

事です。

 

段階とは、簡単に言えば下記の通りです。

  1. ティーチング
  2. コーチン
  3. 任せる

つまり、初めて手掛ける事に対しては、

ティーチング」で、知識や技術を身に

付けてもらうことが重要です。

 

ある程度、知識や技術が見についてきたら、

自分で判断して実行していく

機会を作ります。

 

この下線部分の「機会を作る」が実は重要で、

この段階ではまだ、コーチングをする人が

サポートを行います。

 

もちろん、自分で考えて答えを出す必要があるのですが、

間違っていた場合や見当違いな答えを出した場合に、

修正をする必要があります。

 

この軌道修正の際にも、何故軌道修正が必要だったのか、

説明する必要があります。

ここでもコーチングが必要です。

 

本当にそれで正しいのか、なぜその答えを

導きだしたのかを問うのです。

 

正解を出しても、間違いを出しても問いかけることで、

その答えの「根拠」までをきちんと考えれるようになるのです。

 

ですから、コーチングが必要な段階の人材は、

ティーチングが完了して、

基本的な知識が身についている人材」

となります。

 

コーチングのメリット

コーチングのメリットは簡単に言えば下記の通りです。

  • 考える機会を作ることが出来る
  • 個性を引き出すことが出来る
  • 判断力を身に付けることが出来る。

私のブログの中で何度も言っていることですが、

人間は経験でしか判断することが出来ない生き物です。

 

そして、その経験がその人の価値観です。

 

つまり、ティーチングで得た経験と、

今までの自分の経験を組み合わせることで、

その人の個性を引き出し、

自らが判断できるようになります。

 

不謹慎ですみません。ここ面白くないですか?

コーチングする側でも思いつかないことを、

コーチングされる側が思いつくことが出来るのです。

 

これって、コーチングする側も学ぶ機会が出来ます。(#^.^#)

 

ティーチングでは、この機会はありません。

 

ですから、私の場合は必ず「〇〇君はどう思う?」

と聞き返した後に「それ面白いね」と言って、

上手くいきそうなら採用して、

上手くいきそうになかったら、

「〇〇の部分が気になるけど、その部分はどう考える?」

と話を進めていました。

 

コーチングのデメリット

コーチングにはデメリットもあります。

そのデメリットとは、

  • スクール形式の講座ではなく、グループセッションが必須になる。
  • 継続的な関りが必要となるため、時間がかかる。
  • 相手のエビデンスによって、得られる効果に個人差がある。

などです。

つまり、先ほども話をした「エビデンス(準備性)」が

整って初めて機能しますし、ひとり一人を向き合う時間を

作ることが重要になります。

 

ティーチングとコーチングと任せる

本来、人材育成を行っていく上では、

ティーチングも、コーチングも、任せるも

どれも外すことの出来ない指導方法です。

 

しかし現場では、いつまでたっても

ティーチング」で怒鳴る上司がいたり、

エビデンスが整っていないのにいきなり

コーチングをしたり、「任せる」という放置をしたりです。

 

介護の現場からは、

「ゆっくり人材育成する時間がない!」

「即戦力じゃないと困る」

という声が聞こえてきそうですが、

その言葉を飲み込んで、

ティーチングとコーチングと任せるを

行って欲しいと思います。

 

コーチングの可能性

実はこのコーチングは、教育の現場や

職場の人材育成の場だけで行うものではありません。

 

自分達の私生活や子育てでも十分のその力を発揮します。

私の娘達も今では立派に「変人」に育ちましたが、

凄く子育てで苦労したこともあります。

 

私の場合は、「認知症介護指導者」の養成研修で人材育成を学び、

「人材育成=子育て」

に気が付き、子育てが楽になりました!

そこにたどり着くのにどれだけ苦労したか(;^_^A

 

まとめ

今回は人材育成に必要な「コーチング」

について熱く語ってみました。

 

人材育成には、「コーチング」だけではなく、

段階を踏んで「ティーチング」から「コーチング」へ

とステップアップし、さらに「任せる」ところまで

進めていくことが大切です。

 

コーチングはあくまでも通過点でしかありませんが、

コーチングを通過しなければ、

任せる事のできるスタッフは育ちません。

 

是非、皆さんの周りに既にティーチングが

完了しているスタッフがいたら、

コーチングを実践してみてください。

 

では今日はこの辺で!

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